クレジットカード決済を勧める悪徳業者たち

最近、悪徳業者が消費者に対し、支払の際にクレジットカードを利用させるケースが目立ちます。このような場合、注意しなくてはいけないことがあるので書いておきます。

●悪徳業者はカード会社に加盟店になれないのか、クレジットカード決済を代行する会社（つまり、カード会社の加盟店と消費者が契約する業者が異なっている）を利用しているケースが目立ちます。この際、決済の代行会社が海外の会社だったりすると、問題が生じてもカード会社に対し支払を拒めない可能性があります。クレジットカードによっては、規約で海外の加盟店を利用した場合に支払を拒めない旨定められています。

●最初にカードを利用する際に一括で利用させる業者が目立ちます。そして、その後、消費者にリボ払いに切り替えるよう指示をします。この際、問題になるのは、リボに切り替わるが、当初は一括で利用している点です。このような場合に、クレジット会社に支払を拒めるのかが気になりますが、このような場合でも支払の停止を認めてもらえるようです（もちろん各自の事情や会社によって変わるでしょうが）。ただし、一括からリボに切り替えることができないという人も出てくる可能性があるわけで、この場合は、一括ですからカード会社に対し支払を拒めなくなってしまいます。


　内職商法などの契約において、支払にクレジットカードを利用した方は、クレジットカードの利用規約もよく読まれた上で、対応を考えるほうがよいと思いますよ。